よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまりたるためしなし」
鴨長明「方丈記」の冒頭だ。
意味は、
川の流れは全体としてみた時は、永遠に変わらないように見える。
けれど、部分としてみた時は絶えず変化している。
淀みに浮かんでいる水の泡もできたり消えたりして、長くとどまっている例はない。
方丈記は、今から約800年前の鎌倉時代に書かれた随筆だ。
しかし、その冒頭には、今もなお、全く色褪せない普遍の意味が書かれている。
うちの近所に富士川がある。
たとえば、その川岸に立って、富士川を見てみる。
それから、1分間、目をつぶる。
1分後、目を開けて、もう1度見てみる。
もちろん、なにも変わらない富士川があるように見える。
でも、それは1分前の富士川とは、全く別物だ。
当たり前だが、水は絶えずして流れているからだ。
実は、人間もそのようなものだ。
それは、細胞単位で考えてみればわかる。
人間の体を構成する最小単位は細胞だ。
人間の体は様々な機能を持つ約60兆個の細胞から出来ている。
その大きさは平均すると約300分の1ミリ。
ものすごい小ささだ。
細胞も生命体なので、当然寿命(死滅)がある。
例えば、血液中の赤血球の寿命は約4ヶ月しかない。
一方、骨細胞などは10年以上もの寿命を持っている。
体のほとんどの部位では、常に新しい細胞が生まれ、古い細胞は消えていく。
人の体は、半年もすればほとんど入れ替わってしまうらしい。
たったの1分間経っただけでも、自分の体のどこかの細胞は死滅し、どこかの細胞が再生されている。
(手に間違って書いてしまった油性のマジックが、すぐに石鹸で洗っても落ちないのに、いつの間にか消えてなくなっているのは、そこの細胞が入れ替わっているからである。)
そう考えてみると、自分の体は、ひとつのチームともいえる。
チームの定員は、約60兆。
もちろん、レギュラー争いもある
すなわち、そのチームのメンバーの細胞たちによって、自分が生かされているということなのだ。
あまりに深く考えると自分自身のアイデンティティーがちょっと揺らいでしまう。
ずばり、今回の運がよくなる方法はこれだ!
「自分の60兆全ての細胞に感謝し、自分は君たちのおかげで生かされているんだよって声をかけること。
もしくは、思うこと。」
これをすると、細胞たちは、すごく喜ぶから、自分の体も健康でいられる。
そして、細胞たちは、現実にいい出来事を引き寄せてくれるのだ。
自分の意思に関係なく、勝手に細胞は分裂して増殖する。
まるで、細胞ひとつひとつが生きているようだ。
そう、60兆の細胞ひとつひとつを生命体ととらえ、接すると、細胞が自分の期待にこたえてくれるのだ。
もう一度繰り返すが、
自分が生きるということは、チーム戦なのだ。
監督は、自分の魂だ。
チームが一致団結したときには、とてつもないパワーを発揮する。
そう、だから自分の全ての細胞にいつも感謝しよう。
そして、期待しよう。
ここに、運がよくなる極意があるのだ。
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